「ニュース雑感」 第109回を更新しました。
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プロ野球公式戦で使用している統一球問題で、日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーが6月13日謝罪と説明を行ったが、正直、日本のスポーツ界はいつまで意識レベルが低いままなのだろうかと思う。
今シーズンは昨季と比較し1試合当たりの本塁打数が50%も増加している事実に、現場の監督・コーチそして選手が「飛ぶ」ボールに疑問を抱いていたにも関わらず、説明を真に受ければ、コミッショナーは疑問を抱かず「選手の努力の賜物」だけで済ませていたことになる。
説明によれば、コミッショナー事務局の下田という事務局長の独断で飛ばないボールから「飛ぶボール」に企画変更を行い、その企画変更をコミッショナー事務局の一部の者とボールメーカーのミズノ担当者と密約を交わしていた構図である。
それが事実だとしたら、コミッショナー事務局は下田なる事務局長が実権を握り加藤コミッショナー以下役員と12球団は蚊帳の外ということになり、最も大事な選手は言うに及ばずか。
加藤コミッショナーは記者会見の席で「これは不祥事じゃない」と顔を赤らめ語気を強めながら言い放ったが、企業を例にとれば「監督官庁職員が上司に黙ってJIS規格の製品仕様を変更し、それを製造メーカーと結託し商品化。その商品を選択肢のない企業(この場合は12球団)に買わせ、お客様に不良品を売っていた」ということになる。
どこが不祥事じゃないのか、聞いてみたいものである。
以下、記者会見を観ていて気になった点を列記する。
・「(仕様の変更は)コミッショナーに相談して進めていた」と明言していたが急転。「昨日(記者会見の前日)は混乱していた」という下田事務局長の発言。嘘をつくならもっとうまい嘘をつきなさい。
・加藤コミッショナーの「不祥事じゃない」発言。雪印事件の時に有名になった「俺は寝てないんだ」発言に匹敵する開き直りとしか社会には映らない。おまけに、テレビに映っているのに腕を組んだり、椅子の背もたれにのけ反ったりと反省の色が薄いと思われても仕方がない仕草が目立った。
・記者会見は誰に向けて発信しようしているのか。自分たちの言い訳の場なのか。コミッショナーの「自分は昨日まで知らなかった」としても「自らの管理不足でもある」となぜ言えないのか。コミッショナーという立場ではなく外部識者的な物言いが多くなかったか。
・記者会見場の入口に多くの事務局職員がいたが、君たちはいったい何のためにいたのか。興味本位の烏合の衆としか言いようがない。
・「心の中で思っていることはある」と話した下田邦夫事務局長。どうして回りくどい言い方をするのか。あなたの独断で行ったことなら「今回の問題について誠に申し訳なく、球団、選手、ファンの皆様のために責任を持って対応に当たります。私の責任についてはコミッショナーにすべてお任せいたします」でしょ。
日本野球機構(NPB)という組織は、「井の中の蛙」であり世間的な対応能力に劣っている(つまりは自分たちの立場を勘違いしたまま驕りの中で生きている)というのは言い過ぎだろうか。
(佐々木政幸)
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