「ニュース雑感」 第109回を更新しました。
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第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝で痛恨の走塁ミスを犯した侍ジャパンの内川聖一選手(ソフトバンク)に対する批判が噴出している。対プエルトリコ戦での敗戦を決定づけたと言っても過言ではない8回1死一、二塁での重盗失敗の場面だ。野球の専門家も素人も、この時ばかりと一億総評論家となり日本中で議論が巻き起こっている。
問題の場面を振り返ってみよう。
二塁に井端(中日)、一塁に内川、打者には4番阿部(巨人)。
ベンチからのサインは「行けたら行け」だったという。
一塁走者の前に二塁に走者がいる場合、一塁走者は二塁走者のスタートを確認してスタートを切るのが常識なのだが、この場面での内川は、テレビを観ていた方はお気づきだと思うが、二塁走者・井端のスタートを確認でずに一目散にスタートを切っている。つまり、前を見ずに二塁ベースを目指していた。しかし、井端は二歩三歩スタートの素振りをみせただけで帰塁している。それに気づかずに、二塁へ走りアウトになった内川のミスを指摘する声が多いが、果たしてそうだろうか。
対戦相手のプエルトリコの捕手は昨年、大リーグで盗塁阻止率48%というメジャー屈指の強肩である。この場面では捕手は三塁に送球するのが常識とされ、一塁走者は二塁走者のスタートを確認後、遅れてスタートする。しかし、このモリーナに至っては常識が通用しないと内川は考えたのではないか。「すべて僕の責任です」と多くを語っていないが、「あのタイミングでは二塁でアウトになってしまう可能性があった。他の捕手なら二塁走者を見ながら走る。でも、モリーナでは無理だった」という説明をしたいのではないだるか。
「行けたら行け」というサインは、ややもすると山本浩二監督をはじめとしたベンチの責任回避的作戦にも取られかねないが、私はそうは思わない。その場の雰囲気を間近で感じているのは選手なのであって、ベンチではない。しかも、捕手はメジャー屈指の強肩。
「行けたら行け」は当たり前の発想ではないか。
カウントや球種を見極めて、一球毎にサインを出す場合もあるだろうが、あの場面はそうではない。むしろ、あの場面でスタートを切った内川の勇気が凄い。
プロの世界、すべて結果論と言ってしまえばそうなのだが、野球は考えるスポーツである。捕手の力、投手のモーションの大きさ、野手の守備位置、そして走者の走力。すべてを考え内川はスタートを切ったのだと思う。
今回のWBCは準決勝で敗退したが、野球はこれからも続く。そして考えるという行為が永遠に続くスポーツでもある。
敗れたチームを批判することは簡単だが、ただ批判を繰り返すのではなく「心理」や「状況」を冷静に分析し進歩に繋げていくことこそが、あの重盗失敗を糧とすることになるのではないだろうか。
内川選手には胸を張ってシーズンに臨んでほしい。
(京野 誠)
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