「ニュース雑感」 第109回を更新しました。
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3月11日に開催された政府主催の東日本大震災一周年追悼式において、台湾代表として出席した台北駐日経済文化代表処・羅副代表を日本政府が指名献花から外したと、一部マスコミが報じている。中国との関係に配慮した日本政府の行動だったと思うが、主権国家としての台湾であり、昨年の大震災以降、世界で最も多くの支援をしてくれた台湾に対する行為としては、批難されるべき行為であったのではないだろうか。
衆議院議員・北朝鮮拉致問題特別委員会委員長である中津川博郷氏がこの事実関係を調査し、藤村官房長官に厳重に抗議したとのことだが、政府のあまりにも配慮に欠けた振る舞いは、台湾国民の気持ちを蔑ろにする行為である。政府からは「行き届いていなかったことを反省し、陳謝する」とあったらしいが、日本政府の台湾に対する姿勢が見て取れた。
外務省主導で中国ばかりを気にするあまり、親日国である台湾を軽視してばかりいると、 経済社会に身をおく企業にも影響を及ぼしかねない。
配慮と軽視。ここにもはっきりしない政府の対応が表れている。
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